チーム紹介

最新更新　２００７年１０月８日

フルスイングの弱視プレイヤー

　山梨グランドソフトボールクラブは山梨県視覚障害者福祉協会に所属する山梨で活動している視覚障害者を中心としたクラブです。
　現在、メンバーは監督１名　コーチ・スコアラー・マネージャー５名　選手１３名の合計１９名です。全国的に見てもチームとしては決して大きくなく、ほとんどの大会で選手の人数が最少のことが多いのです。
　しかし、２００５年、２００６年と全国障害者スポーツ大会（通称障害者国体）で、なんと２年連続優勝し日本一。そして、２００７年には第３位になったチームです。でも、以前から試合に勝利することができたかというと決してそうではありません。毎年地区大会で一回戦負けを繰り返していました。

体内捕球体制に入った全盲プレイヤー
　そんなチームがここ数年で強くなってきたのは、やはりまだ寒い２月からはじまり暑い夏も繰り返される毎週の練習の積み重ねでしょう。そして、それを理解してサポートしてくれる家族や周囲の協力者の存在だと思います。
　とりわけ飛び抜けたメンバーがいるわけでもなく、そんなチームが活躍をしているのは、乗り出したらもう止まらないお祭り野球!!　繋ぐ打線、守りきる守備、アウトひとつ、得点ひとつを全員で団結してもぎとっていき一試合一試合を勝っていく喜び。そしてチームに貢献できる喜びをみんなで共感できる。そんなチームワークの良さが自慢なんです。今年２００８年も関東ブロック予選を勝ち抜き、第８回全国障害者スポーツ大会（チャレンジおおいた大会）に出場することが決まりました。昨年のリベンジがかかった大会です。でもひとつひとつの試合を大切にピンチの時もチャンスの時も声を掛け合い団結したチームワークでがんばっていきたいですねぇ。

　さぁ、みこしをあげるぞぉ～～!!　
わっしょい!!　わっしょい!!
　

投球動作に入ったピッチャーライナーを捕球した弱視プレイヤー